スマホ時代に、ガラケーはもう終わりだ?
スマートフォン(高機能携帯電話)がますます普及していく今はもうスマホ時代になります。一方、スマホに対応の「ガラケー(ガラパゴス携帯)」と呼ばれる従来型の携帯電話機を使う人はますます少なくなります。
ガラケーとは、簡単に言うと「日本独自で出回っているケータイ」のことをさします。日本のケータイは、世界的にみても独自といわれています。そこで「ガラパゴスケータイ」と呼ばれるようになり、それが略されて「ガラケー」と呼ばれるようになりました。
iPhoneなどのスマホが好きな人がたまに「ガラケーはダメだ!」「ガラケーは時代遅れ」ということがあります。
でも、10月10日、NTTドコモは2013秋冬の新モデルの発表会を開催。ドコモの加藤社長は「iモードケータイも毎年出します」と、今後もガラケーを出すと宣言。他社にもガラケーの新しい機種を開発しています。やはり、ガラケーはもう終わりだと言えません。
ここで、ガラケーはスマホに比べて、3つのメリットをまとめました。
1. ガラケーの1番のメリットは月々の安さにあり!
ガラケーからスマホにした場合、毎月のケータイ代が2000円程度(又はそれ以上)高くなるといわれています。ガラケーを使い続けること自体が節約にもなります。
ガラケーだと1,300円弱で使用可能だったのがスマホだと7,000円以上。これを見ると、超安くと思いませんか?
2. シンプルなデザイン、使いにも簡単
シンプルな機能だから、操作がとってもスピーディー。「電話やメールだけできればいい」「面倒なセキュリティ対策をしたくない」そんなユーザーから支持されています。
スマホはスクリーンをタッチして操作し、便利に見えますが、実は一部の人にとって、この操作方法はあまり便利ではありません。
デザインを言うと、「スマホのデザインはすばらしい!」たくさんの人はそう思うでしょう。特に最近のiPhone5S、Sony Z1、Samsung Galaxy S4などは更にすばらしいデザインを持っています。しかも、おしゃれなiPhone5Sケース、Galaxy S4保護ケースと合わせて、もっとおしゃれなデザインになります。
しかし、すばらしいと言えますが、やはりシンプルなデザインが好きな人もたくさんいます。ガラケーはボタンをポチポチするので、何をしているのかが分かりやすく、ブラインドタッチで使いこなせる。画面を見なくてもボタンを押せます。
3. スマホより、ガラケーのバッテリーが長もちします!
スマホに一番の不満はやはりバッテリーが長持ちしないことです。外出の時に、電池切れを心配し、モバイルバッテリー、iPhoneバッテリーケースなどを一緒に携帯必要があります。不便ですね。
ドコモの最新ガラケー「P-01F」で約600時間、「N-01F」なら800時間もの連続待受が可能なんです。これは日数に換算するとなんと25日から33日以上にも及ぶ超ロングライフ。
最近のスマホの「3日ぶんのバッテリー」なんてのも、ガラケーに比べればしょせん10分の1ほどに過ぎないのですよ。
たしかに世界標準からみると、はずれているケータイではあります。一方で、世界でもっともケータイを使ったビジネスがさかんであり、ずいぶん前からケータイサイトでの課金化や、アプリの販売市場というものがありました。
つまり、日本独自のものといっても、機能が劣っている、というわけでは決してないのです。世界でもっとも進んでいるからこそ、世界がついてこれなかったという考えもあります。